道草手帖

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「故郷」  



「民子、大きなものとはなんかいのう」

「わからんねぇ、うちにはわからんよ」

「みなゆうじゃろうが、時代の流れじゃとか、
 大きなもんには勝てんとか
 ほいじゃがそれはなんのことかいのう
 なんでわしら大きなものには勝てんのかいのう
 なんでわしはこの石船の仕事をわしとおまえで、
 わしの好きな海でこの仕事を続けてやれんのかいのう」


しばらくの間、倍賞千恵子さんの出ている映画ばかり観ていました。
倍賞千恵子さんといえば、
「男はつらいよ」シリーズの「さくら」のイメージが強いのですが、
他にもたくさんいい映画に出られているのですね。
とくに心に残ったのは、「故郷」という映画。

瀬戸内海の小さな島に暮らすある家族の物語。
夫婦は石船という古い砂利運搬船で石を運び生計を立てていた。
船は老朽化のためエンジンが故障し、修理が必要となるが、
多額の修理代がかかると言われ、船を直すこともできない。
そのうえ、大きな砂利運搬船が台頭してきて、
石船で働いていた同業者も次々と仕事をやめてゆく。
そんななか、ついに夫婦は石船の仕事を辞めて故郷を離れ、
尾道の工場に働きに行くことを決める…というお話。

石船での最後の仕事の帰りに、
夫が妻に言った台詞が忘れられません。

「大きなもの」という言葉が、
チクリと心に刺さります。

「大きなもの」に目が行き過ぎて、
「小さなもの」を捨てようとするのは、
この映画が作られた1970年代だけの
話ではないような気がします。

むしろ、

今のほうがその傾向が強くなっているのかもしれません。
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