道草手帖

好きなものや日々の出来事をのんびりと綴っていきたいと思います

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吉田篤弘・坂本真典 『十字路のあるところ』  

世の中には数え切れないほどの本がありますが、
本ならどれでもいいというわけではなく、
読み始めにすんなりと自然にその世界に入っていける本が好きです。
私にとって、吉田篤弘さんの書かれる作品にはすっと入っていけるものが多くて、
好きな作家さんです。

この本は、十字路にまつわる12の話を集めた短編集です。
まず、書き出しからやられました(笑)

吉田さんの作品には、いつも懐かしい風景やノスタルジックな雰囲気を感じます。
この作品にも、生活感あふれる日本の路地裏から広がる世界がうまく表現されていて、
読んでいると自分の身近にもそんな世界があるのではないかという錯覚を覚えます。
嬉しい錯覚です(笑)
さらに、1つ1つの短編のもとになったと思われる路地裏を写したモノクロ写真が
各短編の後ろに載せられているのも読み手の想像力がかきたてられます。

12のお話の中で私が特に気に入ったのが、「ティファニーまで」という短編です♪
主人公の研究者とその助手のサクラバシ君が“ティファニー”というお店へランチを
食べに向かうまでのお話ですが、主人公とサクラバシ君とのやりとりが面白いです。
フラフラ迷っているうちにランチの時間に間に合わなくなってしまうのですが、主人公の
間に合わなかったことに対する理由付けが非常に気に入りました。

1.サクラバシ君は、らせん階段のおり方にいささか問題があった。
2.よって、歩行のためのゼンマイがうまく巻かれなかった。
3.よって、足がつむじを曲げてしまった。
4.つむじの曲がった足は、つい寄り道をしてしまう。
5.そこに不思議な植木のジャングルを発見。
6.寄り道。
7.寄り道が過ぎて「道草」に転ず。
8.道草の繁茂。草が足にからみついて前に進めなくなる。
9.いぜんとしてそのまま。


私の毎日の行動パターンを指摘されているようで、思わず笑ってしまいました。
この通りなんだよなぁ(笑)

十字路のあるところ十字路のあるところ
(2005/12)
吉田 篤弘坂本 真典

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今日の富山は朝からはっきりしないお天気でした。
予報では雨だったのですが、なかなか雨の降る気配もなく…。
こんな日はお家での読書がぴったり♪
な~んて、雨の日のお出かけも好きだったりするのです(笑)
いや、どちらも大好き♪
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category: 読む

thread: 読んだ本。 - janre: 本・雑誌

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コメント

私は

吉田篤弘さんの作品は
「それからは、スープのことばかり考えて暮らした」から入りました。好きな作家さんのひとりです。
これも、共通点のひとつなのかな~と
ちょっと笑えました。

URL | momo #-
2009/01/30 22:32 | edit

こんにちは。
私も図書館で借りてですが、読んだ事があります。
吉田篤弘さんの世界ってすごく素敵ですよね。
nocoさんお気に入りの部分を想像したら、
なんだか可愛らしいですね。
『寄り道』『道草』というワードがまた、
nocoさんですね!!

URL | hapimama #IAmA4RkY
2009/01/31 16:39 | edit

momo さんへ

こんにちは。
ブログへのご訪問とコメント、嬉しいです♪
ありがとうございます!!
「それからは、スープのことばかり考えて暮らした」は、大好きな作品です。
とてもいい作品を書かれる方ですよね。
本当ですね、共通点がありますね(^ー^* )♪
これからも見つかると嬉しく思います。
楽しみです!!



URL | noco #-
2009/01/31 20:49 | edit

hapimama さんへ

こんにちは♪
不思議な世界なのに、身近にも考えられたり…
そのゆったりした雰囲気がとても好きです。
引用の文章、私のために書かれたのかと思ってしまいました(笑)
本当にこの通りの行動パターンなのです(*'-'*)
読みながら、1人で笑っていました♪

URL | noco #-
2009/01/31 20:53 | edit

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