道草手帖

好きなものや日々の出来事をのんびりと綴っていきたいと思います

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

栗田 有起 『蟋蟀(こおろぎ)』  

蟋蟀(こおろぎ)蟋蟀(こおろぎ)
(2008/09)
栗田 有起

商品詳細を見る


いつだってそうだ。
私はいつも、人のためと思いながら、
あれこれ気を遣っているけれど、本当に
それは、相手のことを思い遣ってのこと
だったろうか。
そんなふうに過ごしていれば、いつか
誰かに認められて、しあわせが舞い込む、
それをどこかで期待していたというわけだ。
ようするに私は、自分がしあわせになる
ために、他人を利用していたというわけだ。
なんて身勝手で、強欲で、浅ましい。 



いつも何気なく思う事柄のほとんどは、結局、
自分中心に考えているのだと思います。

それを「思いやり」などといった美しい言葉で、
自分に都合よくきれいに飾っているだけなの
かもしれない…。

仕方ないことなのかもしれませんが、そう思うと、
心がズキンと痛みました。



栗田有起さんの『蟋蟀(こおろぎ)』は、10の
短編から成った作品です。

それぞれ趣の異なった内容ですが、不思議と
そこに登場する人たちから深い心の闇のような
ものが感じられます。
その心の闇に触れたとき、自分の中で何かが
動きます。


私にも深い心の闇がある…


そんなことをふと気づかせてくれる作品でした。




スポンサーサイト

category: 読む

thread: のんびり本 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://michikusatetyou.blog74.fc2.com/tb.php/523-c35ff4f9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。