道草手帖

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映画『放浪記』  

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(2005/08/26)
高峰秀子田中絹代

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昨晩、映画『放浪記』を観ました。

林芙美子さんの同名自伝小説
を映画化した作品です。

学生時代、林芙美子さんの小説
をよく読んでいました。

当時の私がなぜ彼女の作品に
惹かれたか…

そんな疑問がわきましたが、この
映画を観て、その答えがわかった
ような気がします。


自分の清い部分だけを外に出して
生きたいと思っている人が多い中、
『放浪記』ではこんなに書いていい
のだろうか…と読み手が心配になる
ほど、彼女の苦しさ(主に貧しさ)、
書きたいという強い思いが赤裸々に
語られています。



花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かりき…



その偽りのない真実からにじみ出る
たくましさや激しさのなかに、私は
美しさを見たのかもしれない…。


主演の高峰秀子さんの演技が秀逸
でした。今でも色あせることのない、
素晴らしい女優さんだと思います。

いい映画でした。
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category: 観る

thread: 映画感想 - janre: 映画

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コメント

放浪記

 林芙美子さんの放浪記もそうですが、人は何処かで自分の全てをさらけ出さなければいけない時期があるのでしょうか。

 吐き出し吐き出し、全てを吐き出した後に訪れる空っぽの自分の中に何を見いだそうとするのか。
吐き出した後にしか見えないものもあるのかも知れませんね。

 いずれにしろ、我が身をさらけ出す行為は尋常ならざる行為ですが、表現者には仕事をする初っぱなには誰もが通過する「通過儀礼」のような部分があり、さらけ出した後、潰れる者もいれば踏み台にする者もいる。
さしずめ私などは「潰れ組」とか「逃亡組」とかと言われています。

URL | 西 #-
2009/10/16 07:53 | edit

西さんへ

おはようございます。

コメントを頷きながら拝読しました。
本当におっしゃる通りですね。

「人は何処かで自分の全てをさらけ
出さなければいけない時期がある」

「全てを吐き出した後に訪れる空っぽ
の自分の中に何を見いだそうとするのか」

きっとそれは誰もが生きてゆく上で、一度
は何らかのかたちで直面することなの
かもしれませんね。

愚かなことに私自身、ある年になるまで、
頭の中は夢いっぱいで、すべてが自分の
思い通りになる…と思っていました。
そして、その時までは本当の自分ではなく、
何か演じていた自分であったような気がします。

現実の壁にぶち当たってはじめて、それまで
演じていた偽りの自分から情けない自分の内面
へと目がゆくようになりました。
少々余談になってしまい、申し訳ありません。

芸術の分野でも文学の分野でも共通すると思い
ますが、何かを「表現する」というのは自分の身を
削る…自分の奥底にあるものを呼び起こし、形に
する作業なのではないでしょうか。

それはきっとものすごくエネルギーが必要で、
誰にでも真似できることではないと思います。

でも、だからこそ私たちの心を打つものがこの世に
生れてくるのでしょうね。
「切れば血がほとばしるような文章が書きたい」と
言ったひとの言葉が今ならわかる気がします。

いつもながら素敵なコメントに感謝しておりますn(_ _)n

URL | noco #-
2009/10/17 11:34 | edit

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