道草手帖

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本のない世界は…  

101114dasSelbst

人間は、憲法に書いてあるように、
自由平等に生まれてくるものじゃない。
それでいて、けっきょく平等にさせられてしまう。
だれもが、ほかのものとおなじ形をとって、
はじめてみんなが幸福になれるのだ。
高い山がポツンとひとつそびえていたんでは、
大多数の人間がおじけづく。
いやでも自分の小ささを味わわなければならん
ことになる。
といったわけで、書物などというしろものがあると、
となりの家に、装弾された銃があるみたいな気持ちに
させられる。そこで、焼き捨てることになるのだ。
銃から弾をぬきとるんだ。
考える人間なんか存在させてはならん。
本を読む人間は、いつ、どのようなことを考えだすか
わからんからだ。
そんなやつらを、一分間も野放しにしておくのは、
危険きわまりないことじゃないか。


本のない世界など想像したことも
ありませんでした。

そんな本のない世界を描いている、
レイ・ブラッドベリ『華氏451度』。
ドキドキしながら読み終えました。

本を読むということは、
知識を増やすこと以上に、考えること、
考える時間を与えてくれるということ
ではないかと思います。

考えるのは苦痛であり無意味であり、
そんなことをするくらいなら、
楽しく過ごしたらいいという人も
あるかもしれません。

けれど、影を知らなければ光を、
痛みを知らなければ誰かの痛みを、
物事の始まりを知らねばその進む方向を
知ることができないのと同じように、
考えなければわからないことも多いと
思います。

人は一生迷いながら歩み続ける生き物
なのではないでしょうか。

進むべき道がわからず途方に暮れる時、
哀しみに沈み立ち上がれない時等々、
手に携えた本が何かを語りかけてくれる、
そんなことを改めて気づかせてくれた本
でした。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
(2008/11)
レイ ブラッドベリ

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